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同期 ► MIDIタイムコード(MTC)による同期

アナログのマルチトラックレコーダーや映像機器をマスターにし、SONARをMTCのスレーブとして使用する場合には、タイムコードジェネレーターと呼ばれるデバイスを使って、あらかじめマスターになるテープ上のトラックに、SMPTEなどのタイムコードを記録しておきます。タイムコード信号をトラックに記録する操作を、ストライピングと呼び、テープ上に記録するタイムコードの開始位置は、時間、分、秒およびフレームで示す特定の時刻情報となります。新規のSONARプロジェクトを作成するときの初期設定では、プロジェクトの第1小節の始め(1:01:000)とタイムコードの00:00:00:00を同期させるように設定されます。しかし多くの場合、テープ上にストライピングされるタイムコードは、常に00:00:00:00から始まるとは限りません。また、テープの再生が開始してから15秒後にSONARのプロジェクトをスタートさせたいような場合もあるでしょう。たとえば、テープに記録されたタイムコードは00:59:50:00から開始され、SONARのプロジェクトはその10秒後の01:00:00:00に開始するようなケースです。
1.
MIDIタイムコード(MTC)を受信できるよう外部機器を設定します。外部機器側のフレームレートの設定が、SONARが送出するフレームレートと同じ設定になるように注意してください。
2.
コントロールバーのシンクモジュールで、同期オプション・ボタンをクリックし、ポップアップ・メニューからインターナル同期またはオーディオ同期選択します。
4.
MTC送出にチェックを入れます(またはシンクモジュールにあるMTC送出ボタン をオンにします)。
5.
フレームレート欄で、MIDI機器側のフレームレートの設定と同じフレームレートを設定します。
6.
MTCの出力ポート欄で、MIDIタイムコードを出力したいMIDI出力ポートにチェックを入れます。
MTC送出の設定は、プロジェクトごとに記録されます。ただし、MTC送出ポートはポート名ではなくポート番号で記録されます。ポート番号は、編集|環境設定|MIDI|デバイスの選択に表示される順に自動的に振られます。このため、出力MIDIデバイスの設定を変更すると、プロジェクトに記録されているMTC出力ポート番号がずれてしまい、意図しないポートからMTCが送信される恐れがあります。また、使用するMIDIデバイスを減らした場合には、MTCを出力するポート番号が存在しないというケースもありえます。
1.
コントロールバーのシンクモジュールで、同期オプション・ボタンをクリックし、ポップアップ・メニューからMTC同期を選択します。
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クロックソースを変更する確認ダイアログを表示:このオプションでは、外部からのタイムコードを検出したときに、検出した信号に同期させるかどうかをたずねるダイアログが表示され、同期させるように答えた場合は、クロックソースをMTCに変更してタイムコードに従います。
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クロックソースをMTCに変更し、MTCに従う:自動的にクロックソースをMTCに変更し、タイムコードを受信します。
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クロックソースがMTCのときだけMTCに従う:このオプションでは、クロックソースがMTCに設定されているときだけ、検出したタイムコードを受信します。
4.
プロジェクト - クロックページ(編集|環境設定|プロジェクト|クロック)をクリックします。
6.
MIDI – デバイスの選択ページ(編集|環境設定|MIDI|デバイスの選択)をクリックします。
メモ:MTC受信時に、SONARが自動的にMTCに従うようにするには、編集|環境設定|オーディオ|同期とキャッシュを選択して、クロックソースをMTCに変更し、MTCに従うオプションを選択します。
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